Couch Potato

カナダに一人暮らし中のアラサーによるブログ。」

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ニューオーリンズ旅行したけど治安そんな悪くなかった。

去年の夏にルイジアナ州ニューオーリンズへ旅行に行きました。

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皆さんの中にもニューオーリンズ旅行に行きたい!という方たくさんいると思いますが、心配なのは治安ですよね。

アメリカで最も治安が悪い街ランキングで必ず上位に入ってくるし、「ニューオーリンズ  治安」で調べると出てくるのは「とにかく治安が悪い」「銃撃事件が発生」「ハリケーンカトリーナで街が水没」など不安になるような記事ばかり…。

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独特な建物が立ち並ぶフレンチクォーターを歩きたかったし、クレオール料理を食べたり、バスツアー でプランテーションを見に行ったり、他のアメリカの都市では体験できないオリジナリティを感じる街だから、ずっと行きたかったニューオーリンズ

でも治安の悪さがネックとなって、ずっと躊躇してました。

ただようやくコロナ禍も落ち着いて自由に海外旅行に行けるようになり、「行ける時に旅行に行かないと、一生後悔する!」という思いが強くなり、2022年の夏、遂にニューオーリンズ旅行に出発したのでした。

ニューオーリンズ空港からフレンチクォーターへ

私はトロント空港から直行便でニューオーリンズに着いたのですが、トロント発だとトロント空港内でアメリカ入国審査が完了するので、ニューオーリンズ空港では何も手続きすることなくスルーでExitに行く事ができるので拍子抜けでした。

さて、ホテルはフレンチクォーターエリアに取っていたのですが、空港からの乗り合いシャトルバスの送迎先にこのホテルが入ってたので、Uberやタクシーよりも安く収まるこのシャトルバスを利用することに。

www.airportshuttles.com

往復で買えば56ドル。

予約ページをご覧いただければ分かりますが、フレンチクォーター周辺のかなりの数のホテルを回ってくれるので、よっぽど安宿に泊まったりしなければこのシャトルバスでホテルに直接辿り着けると思います。

で、このシャトルバスチケットは空港出口の受付で買うのですが…。

受付のお兄さんがめっちゃやる気ないw

私が着いた時はヘッドホンで音楽聴いてました。

「往復チケットを買いたい」と言っても「はぁ…はいはい。で、ホテルどこ?帰りは何時のフライト?…っけー、30分後にあの辺にバス来るからヨロ。カネはどうすんの?あークレジットね、りょ。」みたいな対応w

カナダではまず出会うことの無い塩対応に「これがアメリカ南部の洗礼…!」と面食らいました。

で、バスターミナルに行ったのですがチケットにバスターミナルの番号が書いてないのでどこに行けばいいのかさっぱり分からない。

さっきのお兄さんに聞いても「はぁ…あの辺いれば来るから心配いらないよ。」と突き放される始末。

私以外にもアメリカ人観光客が10名ほどシャトルバスを待っていたのですが、誰もどこが正しいバス停なのか分からないw

結局全員違うバス停に居たらしく、出発時間になったら別のバス停の方から担当の人が「おーい、こっちだよー」と叫んで呼んでくれました。

アメリカ人観光客にとっても、「あの受付の態度はありえない!」と感じたのだそう。だよねー。

そんなこんなでようやく出発。

シャトルバスのおじさんが陽気な方で、「右手に見えるのは〜」とバスガイドの役割もしてくれて楽しめました。

私のホテルは運悪く同乗者の中で1番最後に回る順番だったので、だいたい1時間くらいかかったかな。

降りる時にチップを要求されました。こういうシャトルバスもチップいるんだっけ?と困惑しながらも一応お渡し。

ちなみに帰りのバスも行きのバスと一緒にチケット買えます。が、早朝のバスが無いので、午前中に出発の便とかの場合はUberで空港に向かうのがいいです。

フレンチクォーターの治安は普通だったよ。

ホテルに荷物を置いて、いよいよフレンチクォーター観光へ。

事前にネットで調べたところ、フレンチクォーターの大通りを外れると治安がめちゃくちゃ悪いので絶対に行かないように!と書いてあったのですごくビクビクしながら歩いたのですが…

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あれ、全然平和では?

いや、もちろん、ホームレスの人がいたり、たぶん薬やってるんだろうなみたいな人が歩いているのに遭遇したりもしましたが、トロントでもそういう人はたくさんいるし、夜道に一人きりで歩いてたりしなければ向こうから襲われることもまずないですから、ぶっちゃけ全然怖く感じませんでした。

日本はあまり街中にホームレスの方とか薬やって歩いてる人とかいない平和な国なので、日本人的にはめちゃくちゃ治安が悪く感じちゃうのかもですが、かなり治安の良いカナダのトロントでも似たような人はたくさん見かけるので、耐性が付いていたというか、あまり変わらないなという印象。

パリの方がよっぽど身の危険を感じたよ。てかこれまで40か国ぐらい行きましたが全ての観光都市の中で1番治安悪いまであるよ、パリ。

話が逸れましたが、もちろんスリや置き引きなどに気をつけるという当たり前の注意は必要だけど、ちょっと道を逸れたら襲われるとか銃撃事件に巻き込まれる、みたいな過剰な心配はいらないんじゃないかなと3日間ニューオーリンズに滞在して思いました。

基本フレンチクォーター周辺なら観光客がたくさんいるし、まず一人ぼっちになることはないです。1人ぼっちになるような道は何にもないので通ることもありません。

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フレンチクォーターを外れて郊外に行くと犯罪率が上がるみたいな記事も見ましたので、それは気をつけた方がいいのかもしれませんが、そんなエリアにわざわざ行くことは無いと思うので(観光名所ないし)問題ないかと。

夜もジャズバーを楽しむ人で通りが賑わってました。繰り返しますがスリには気をつけて。

フレンチクォーターのおすすめスポット

せっかくなのでフレンチクォーター観光で絶対訪れてほしいおすすめスポットも幾つかご紹介。

The LaBranche House

住所: 700 Royal St, New Orleans, LA 70116 

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ニューオーリンズ観光のハイライトとしてよく写真撮影に使われる独特な様式のこちらの建物。

フレンチクォーター内のどこにあるんだろうと事前に探しても具体的な日本語情報があまり無かったのでご参考までご紹介しておきます。

日中にはジャズバンドがストリートライブを開催していて楽しい雰囲気!

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お父さんが娘さんとジャズに合わせて踊り出して最高でした。

インスタグラマー達がこぞって写真撮影してるので、負けずに記念写真頑張って!笑

Gumbo Shop

住所: 630 St Peter, New Orleans, LA 70116 

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上のThe Labranche Houseのすぐ横にあるこちらのレストランはその名の通りガンボ(Gumbo)が名物。

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ガンボはニューオーリンズ名物のスープ料理で、魚介や鶏肉をベースにしつつ、オクラがふんだんに使われて独特のとろみを出している料理です。

見た目は微妙なガンボですが、味はめちゃくちゃ美味しいです!!ほんまに!

ここで食べたガンボがあまりに美味しすぎて、滞在中毎日ガンボ食べてました。

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これは違う店で食べた、ガンボと赤豆をすりつぶした何か(適当)のコンボメニュー。

ガンボ、あまりに美味しかったのでトロントに帰ってきてからレシピを調べて自分で作っちゃいました。野菜をたっぷり摂れるのでお気に入り。

とにかくニューオーリンズに来たらここのお店でガンボ絶対食べてください。

Preservation Hall

住所: 726 St Peter, New Orleans, LA 70116

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ニューオーリンズといえばジャズ。

このプリザベーション・ホールはニューオーリンズのジャズの聖地。

1961年にオープンしたこちらのジャズ会場は、一見すると気がつかないようなオンボロアパートのような外観。

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中も質素な演奏スペースに古い木製のベンチが並ぶだけの作りですが、紛れもないジャズの聖地なのです。

ここで聴いたジャズは一生忘れないでしょう。素敵な経験となりました。

私が行った回はピアノ担当の方が日本人の女性でした。

演奏中の写真撮影は禁止。

事前に公式サイトでチケットを購入してから行ってください。

www.preservationhall.com

料金は、立ち見席が25ドル、普通の席が40ドル、最前列が50ドル(公演によって前後するかもです)。

公演は45分あるので、ずっと立ってるのが辛い方は座席を予約した方がいいかもです。

ただ座席も最前列以外は早い者勝ちなので、並ぶ順番が遅くなると後ろの方の座席になり演奏が見にくいかと思います。段差とか無かったので、前の人の頭の間から覗くような形になります。あと椅子が並んでいるスペースの中央に巨大な柱がそびえたっているので、運が悪いとその柱と被って演奏が良く見えない可能性があります。

その点では立見席の方が見晴らしはいいです。

Frenchmen Street

地元の人曰く、「Bourbon Streetで飲むのは観光客。地元の人はFrenchmen Streetで飲むのさ。

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フレンチクォーターの北東に位置するこのストリートですが、狭い範囲にジャズバーやレストランがひしめき合っていて楽しい雰囲気。

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私が訪れた時期には小さい公園でアートマーケットも催されていてたくさんのアート作品が売られていました。

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ただ最近は穴場を求める観光客に見つかりつつあるようで、どこのジャズバーも満席で全然入れず。

地元民にとっての隠れ家的存在だったFrenchmen Streetが「見つかった」今、地元の人たちが落ち着いて楽しめるバーはあるのでしょうか…。

 

滞在ホテル: Lamothe House Hotel

住所:621 Esplanade Ave, New Orleans, LA 70116 

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参考までですが泊まったホテルが良かったのでシェア。

フレンチクォーターの北東、Esplanade Avenue沿いの豪勢な住宅街にあるブティックホテルであるLamothe House Hotel

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歴史的な建物をホテルに利用しているので、ピンクの外観も内装も美しく、中庭も綺麗。

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部屋は広くはないですが、ちゃんとプライベートバスルームだし、フレンチクォーター周辺にしては破格の値段(1泊125ドルとかでした)だったので、大満足でした。

空港シャトルバスや観光用の各種シャトルバスの停留所にも含まれていますし、上に書いたFrenchmen Streetにも5分ほど歩けば行ける距離。

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周囲は閑静な住宅街なので治安も安心です。

 

結論

ニューオーリンズ 、そこまで心配しなくても大丈夫。

良い意味でアメリカらしくないユニークな街なので、観光満足度高いです。カナダで言うケベックシティみたいなポジションですね。

ただしフレンチクォーター近辺に留まった方が人が多くて安心だと思う。郊外は特に何もないしわざわざ行く必要ない。

 

 

ニューオーリンズにあるプランテーションへのバスツアーについても別記事でまとめましたのでぜひ。

couchpotato.hatenablog.jp

ではでは。