パラッツォアドリアーノにパレルモからバスで行く方法
今年の夏休みはシチリアへ行ってきました。
なぜシチリアか?
それは私が映画ニューシネマパラダイスの大ファンだから!
ニューシネマパラダイスの舞台となったのは、シチリア島中部にあるパラッツォアドリアーノと言う小さな村です。
が、しかし、このパラッツォアドリアーノへのアクセスに関して紹介しているブログがほとんど見当たらず、僅かにあるものも10年前のものだったりでほぼ参考にならず、不安なままシチリア到着…。
結果、ぶっつけ本番で挑むことになりましたが、無事辿り着くことが出来ました!
ですので、今回は「パラッツォアドリアーノ行きたいけどどうやって行けばいいのかわからん!」という悩みを抱えているニューシネマパラダイスファンの方々のために、パレルモからパラッツォアドリアーノへバスで行く方法を記事にしたいと思います。
※本ブログの内容は2019年7月時点のものである点ご了承ください(ご存知の通りイタリアはコロコロと状況が変わりますので…)
パレルモ中央駅前のバス停ってどこよ
はい、パラッツォアドリアーノへのアクセスを調べ尽くした方は結局この問題にぶち当たると思います。
全然具体的な位置が書いてないんだもん(泣)
ということで、ちゃんとここに書いておきますよ〜
パラッツォアドリアーノ行きのバス停はここ!
中央駅目の前にある楕円型の広場沿いにあります。
ASTという会社のバスです。
こっちの方が分かりやすいかな?
バス停からパレルモ中央駅を見るとこんな感じ。
すっげーボロボロだけど一応ASTの看板も出ています。
別の日にちょうど同じとこにASTバスが停まってたのでパチリ。白いボディにASTと青で書いてあります。
朝早くに不安を抱えたままバス停まで行き、ちょうどASTのバスが来ていたので飛び乗ったら別の街へ行くバスで…でも運転手のお兄さんが「あと5分くらいで来るよ。俺もいま休憩中だから来たら教えてやるよ」と言って本当にクラクションでバスが来たのを教えてくれたので嬉しかった!
料金は往復13ユーロ。
他の乗客はみんな乗るタイミングで片道料金を支払っていたのに、私だけ「いいからいいから」となぜかスルー。
え、無賃乗車はしたくないよと思いながらパラッツォアドリアーノに着いたのですが、「お金は帰りの便でまとめて払ってくれればいいから、早く観光楽しんできな」と運転手さん。どうやら同じ人が帰りの便も運転するみたいですね。優しい!
何時のバスに乗ればいいのよ
ええ、これもネット上の日本語記事によると6:45だったり6:30だったり情報がバラバラで皆さん困惑してると思います。
結論から言うと、朝6:30パレルモ中央駅発です。
パレルモ中央駅発パラッツォアドリアーノ行きの便は1日3便のみ(ちなみに休日は運休らしいので注意)。
時間はそれぞれ6:30、12:15、14:20。
所要時間は2時間40分(ぴったり定刻に着いたのでびっくり!)
パラッツォアドリアーノ発パレルモ行きのバスは、04:50、07:00、13:00です。
一応ASTのHPも貼っておきますね。このご時勢にイタリア語オンリーの超ク●ソサイトですが笑
http://www.aziendasicilianatrasporti.it:8080/
“localita di partenza”に出発地点、”localita di arrivo”に目的地を入力し、日付を入れてCercaです。
ということでお気付きの通り、パレルモからパラッツォアドリアーノへ日帰り旅行される方は、
朝6:30パレルモ発→9:10パラッツォアドリアーノ着→4時間弱観光→13:00パラッツォアドリアーノ発
というのが唯一のスケジュールです!
一応パラッツォアドリアーノに小さな宿はあるので、宿泊を考えている方は上記のスケジュール以外でもOKですが、本当に小さい村で、2時間もあれば村のほぼ全てを歩き尽くせる感じなので私は日帰りをお勧めします。
余談:途中駅のプリッツィという天空の村が凄い
パラッツォアドリアーノの1つ前の停留所が、プリッツィという村なのですがこの村が凄い。
山の頂上にポツンと集落があるので、遠くから見るとまさに天空の街!
バス停からの景色も絶景!
この駅まで乗っていたのが私一人だけだったので、運転手さんが気を利かせて「写真撮ってきてもいいよ」と降ろしてくれました。何て親切な方なんだろう。
パラッツォアドリアーノも勿論素敵な村なのですが、このプリッツィという村も気になり過ぎて…まだ誰もこの村の紹介記事を書いていないようなので、、どなたかこの村に滞在したことがある人がいたらコメントしてほしいです!
その他参考情報
- 残念ながらバスにトイレはありません。2時間半以上の長旅になるので、必ず事前にトイレに行っておきましょう。ちなみに私は朝5時に起きて5回トイレに行きました。笑
- 途中で小さな村にいくつか泊まるので、そのタイミングでトイレに行かせてもらえる…かも?他の乗客もいる関係で難しいかもですが。
- バスは冷房完備なので夏も快適!
- あ、あとバス代は運転手に直接支払えるので事前の準備はいらないです。お釣りも貰えましたが、なるべくぴったりのお金を準備しておきましょう!
- 往復分のチケット下さい、はイタリア語でandata e ritorno, per favore (アンダータ エ リトルノ ペルファボーレ)と言えば伝わります!運転手さん英語話せません。
- バスはこんな感じの雄大な自然の中をひたすら走り続けます。移動時間も観光ですね。
では次回はパラッツォアドリアーノの訪問記です。