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【男子バレー】石川祐希というスターの功績

全日本男子バレーチームは現在低迷真っ只中。
北京五輪で16年ぶりにオリンピックに返り咲いたかと思いきや、その後はロンドン、リオと2大会連続でオリンピック出場を逃しています。


そんな全日本男子で現在エース扱いされているのが石川祐希
石川には全日本男子を再び世界トップレベルまで引っ張っていってほしいのですが…

10年に1人の逸材

石川祐希が注目されたのは2013年春高バレー
当時2年生ながらその圧倒的な身体能力で相手コートに次々と強烈なスパイクを叩き込んでいく姿は強烈でした。
勝戦のマッチポイントの場面を自らの華麗なジャンプサーブエースで締めくくるハートの強さ、可愛いらしい今風の塩顔のルックス、シャイな性格も相まって、一躍メディアの注目を集め女性ファンを獲得します。
翌年2014年の春高バレーはキャプテンとして臨み、圧倒的な強さで優勝。
解説の川合俊一「石川がモノが違う」と言わしめる才能にバレーファンの期待は膨らみました。
2014年に全日本デビューすると、いきなり大活躍。
2015年のワールドカップでは19歳ながら世界のスーパースター達を差し置いてベストスコアラー部門第6位、ベストスパイカー部門では第4位に食い込み、大会ベスト6にも選ばれる大ブレイクを果たすのです。
(そしてここで世間の奥様たちに見つかります。笑)
チームも通算6位と想像以上の大健闘となり、いつしか石川祐希は「10年に1人の逸材」として日本中のバレーファンから一目置かれる存在になりました。

怪我の連続

そんな石川に試練が訪れます。
リオ五輪最終予選を前にして膝を痛めてしまいます。
まだ若く筋肉もしっかり付いていない中、酷使された結果かもしれません。
最終予選本番では、試合途中で足首を怪我。
後半は試合に出ることもままならず、日本は最終予選敗退。五輪出場を逃してしまいます。
その後も常に膝や腰に怪我を抱え続け、2017年のグラチャンでも途中で膝を痛め降板。
チームも5戦全敗の憂き目を見ることに。


こうして振り返ってみると、石川が「エース」として日本チームを良い成績まで引っ張ったのは2015年のワールドカップが最初で最後になってしまっている感も否めません。
女子の木村沙織が身を以て証明したように、「無事これ名馬」ですからね。
将来のことはまだ何も分かりませんが、現時点の成績だけを見れば女子のメグカナと似たような道を歩んでいるように見えます。

それでも石川はスターだ

怪我の連続で全日本では期待されているような成績を残せていませんが、石川が成し遂げてきた数々の功績は他にもあります。
まずは多くの(女性)ファンの獲得
ロンドンを逃して人気も実力もドン底に近かった全日本男子の試合会場が満席になっているのは、石川のお陰と言っても過言ではないでしょう。
これまで全く注目されてもいなかった大学リーグの会場すら大行列ができるほどの盛況ぶり。
日本のバレーボール界を発展させていくためにも、試合に来てお金を落としてくれるファンはとても大事な存在。
そして何より大きいのがプロ宣言&イタリアリーグ挑戦
日本のVリーグでプレーする海外の一流選手が口を揃えて唱える日本男子バレーが弱い理由が「企業スポーツとして選手が守られ過ぎているから向上心がない」という点。
ヨーロッパではすべての選手がプロ。年齢は関係なく、実力があれば雇ってもらえて大金ももらえるし、使えないと判断されたら解雇されるシビアな世界。
そんな中でプレーする選手は自然とアグレッシブになり成長していきます。
石川は、日本人選手としては初めて大学卒業後日本の企業チームに入らずプロになることを宣言、今後もイタリアでやっていきたいと決意を語っています。
そんな石川の姿に触発され、共に全日本で戦う柳田や大竹など、次々とヨーロッパリーグに挑戦する選手が出て来ました。
周囲にプラスの影響を与えられる選手こそがスターですからね。
これまで「日本のVリーグで体が持つまでプレーし、限界と思ったら引退、社業に専念」というほぼ1つのルートしかなかった日本のバレー界に、あ別のルートを敷いてくれただけでも彼の功績は賞賛に値するはずです。

 

2018年には世界バレーというビッグイベントが待っています。
ここでベスト8に入ることができれば今の男子バレーでは御の字じゃないでしょうか。
プロとなり一皮剥けた石川祐希がどれほど活躍できるのか今から楽しみです。
くれぐれもこれ以上怪我はしませんように!

 

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