Couch Potato

旅行・バレーボール・映画などなど、日々のあれこれについて綴るブログです。

女子バレー随一の守備型スパイカー 新鍋理沙

先日書いたキムヨンギョンの記事のアクセス数がいつもの50倍くらいあって驚きました…

couchpotato.hatenablog.jp

 
そういやグラチャンまっただ中でしたね。
というわけで今回は女子バレー全日本の守備の要・新鍋選手についてご紹介します。

 

2011-12 ロンドン期

新鍋理沙の全日本デビューは2011年。
2010年の世界バレーで32年ぶりにメダルを獲得するなどイケイケ状態の全日本に新たに加わった最年少でした。
彼女の持ち味は何と言っても天性のサーブレシーブ能力。
新鍋の完璧なサーブレシーブから、竹下の正確なトス、木村や江畑、迫田ら当時全盛期を迎えていた天才アタッカーの攻撃につながり、日本はあのブラジル、アメリカをともに3-0で破る快進撃を見せます。
翌年のロンドン五輪では、途中から山口に代わり完全にライトのスタメンを奪い、安定した守備で日本チームを支え、28年ぶりのオリンピック銅メダル獲得に貢献します。
ちなみに3位決定戦の韓国戦、3セット目の20点以降という正念場で2連続でスパイクを決めたのはこの新鍋です。

2013-2016 リオ期

木村沙織キャプテンのもと始動した新生全日本。
大きく若返りした全日本のなかで、新鍋は数少ないメダリストとして木村・江畑らとともにチームを引っ張ります。

しかし2014年、眞鍋監督が「Hybrid6」なる新戦術を導入したことが新鍋のバレー人生を大きく揺さぶります。
このHybrid6、簡単に言うと「ミドルブロッカー(センター)のポジションにサイドアタッカーを入れる」という戦術です。
というのも、当時日本のミドルブロッカー(岩坂、大竹、大野など)は攻撃力が低く(セッターの宮下がミドルを使うのが下手というのもあるが)、攻撃本数も決定本数も少ない状態だったため、それならそこに長岡や迫田など攻撃力のある選手を入れよう、という考えが眞鍋監督にあったのです。
メリットとしては、長岡、迫田、江畑、石井といった守備に難があるも攻撃力のある選手を2人以上同時にコートインさせられるということが挙げられます。
逆にデメリットは、サイドアタッカーはブロックのスペシャリストではないため、どうしてもブロックが低かったりばらけたりしてしまいます。
そのため、新鍋や木村、当時のリベロ佐野などディフェンス陣にかかる負担が圧倒的に多くなってしまうのです。
事実、2014年夏のワールドグランプリで(奇跡的に)銀メダルを獲得した直後に佐野が全日本を引退すると、その秋の世界選手権では日本の守備がボロボロになってしまい、格下のアゼルバイジャンクロアチアにまさかの敗戦を喫して最終7位に終わるなど散々な結末となりました。

あくまでも週刊誌ベースでの話ですが、新鍋はこの戦術に大きな不満を持ったといいます。
バレーの基本であるブロックをないがしろにして、守備の負担を増やされたらストレスがたまる気持ちも理解できなくもありません。
某週刊誌は、この新戦術への不満と、眞鍋監督からの扱いに不満を感じた新鍋は以後全日本の招集を断ったと伝えています。
もちろん週刊誌の話なので事実がどうかは闇の中ですが…
ただ、2014世界選手権の前に「チームに帰りたい」と言ってきた新鍋に中田久美監督が「もう少し全日本で頑張れ」といったという話や、「リオ五輪の全日本の試合は一つも見ていない」という最近のインタビューでの新鍋の発言を見ると、全日本に対し何らかの思いがあったのは事実ではないでしょうか。
結局2015年以降、新鍋が全日本に来ることはありませんでした。

2017 東京へ

そして2017年、新生中田ジャパンに3年ぶりに新鍋は帰ってきました。
久光時代の監督である中田なら信頼できるだろうという考えなのでしょう。
理由はどうあれ、新鍋の存在は全日本の守備を大きく支え、アジア選手権では10年ぶりに優勝を果たし、新鍋自身もMVPを獲得しました。

ロンドンの頃は最年少だった新鍋も今やベテラン。
2020年には30歳になっている新鍋ですが、今後もその絶対的なサーブレシーブ能力と、安定したスパイクは全日本に欠かせないものとなるでしょう。

最後に個人的な印象

うーん、、、
週刊誌のネタなので確実かどうかは分かりませんが、全日本辞退が本当だとしたらその判断は残念としか言いようがないですよね。
ぶっちゃけ、リオに新鍋がいれば守備固め要員の座安は連れて行かなくても済んだ=古賀をリオに連れて行くことができたと思うんですよね。
貴重な一枠を無駄にした感が強いです(座安には申し訳ないですが…レシーバー枠ほどもったいない枠はないです)。

…と、個人的な愚痴はここまでとしw
なんやかんやありながらも全日本に戻ってきてくれたことは素直に嬉しいですし、もう一度世界相手に頑張ってくれるのならば、心から応援したいです!

以上、グラチャンに便乗した新鍋特集でした~