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ダブリンから北アイルランド一の都市ベルファストへGO!

北アイルランドと聞くと、「IRA?」「テロとか怖そう…」と思う方も多いかもしれません。
今回は私が実際に北アイルランドに行ってみて感じたこと、おすすめスポット等をご紹介したいと思います!

 

北アイルランドの治安

北アイルランドに観光で行こうと考えている方にとって、最も気になるのは治安だと思います。
未だに年配の方を中心に「北アイルランド=テロの温床」と思っている方も多いですからね。
実は、北アイルランドでの独立派(カトリック)と独立反対派(プロテスタント)の紛争は公式に停止しております。
私が訪れた時もダブリン同様いたって平和そのもの。
犯罪発生率も、ヨーロッパの中では低い方で、今ではヨーロッパ中から観光客が訪れる場所になっています。
そうはいっても海外は海外。スリなどの軽犯罪はあるようですので、自分の持ち物にはしっかり気を付けておくことは必須です。

ベルファストの見どころ

北アイルランド一の都市ベルファスト北アイルランド観光の中心。
ダブリンとは一風違った街並みに心惹かれる。
中でも特徴的なのがこの高い壁。

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f:id:i_am_couchpotato:20170831162603j:plainベルファストの町にはまさにベルリンの壁のようなこうした高い壁がいたるところにあります。
これには背景がありまして、、、
北アイルランドは20世紀前半にアイルランドが独立を勝ち取った際にひと悶着あってイギリスに残留しました。
この時、イギリス残留派(プロテスタント)とアイルランドへの帰属派(カトリック)の2派に領民が分断されてしまい、それがのちのアイルランド独立を主張する過激派組織IRAの出現やテロ活動につながったのです。
紛争は終結したとはいえ、いまなおプロテスタント派の住民とカトリック派の住民が暮らすエリアはこうした高い壁で分断されているのです。
壁にはお互いをののしる言葉や絵、イギリス国旗やアイルランド国旗などが落書きされ、もはやアートと化し観光客のフォトスポットになっているのです、、、
皮肉ですね。
ちなみに上の2枚目の絵は、IRAメンバーで、北アイルランド当局に投獄され、獄中でハンガーストライキを行い獄死したボビー・サンズという男のイラストで、カトリック派にとっては英雄みたいな存在だそうです。

タイタニックベルファスト

意外と知られていない事実なのですが、ベルファストはあのタイタニック号が造船された港町。
そのため、タイタニックベルファストというタイタニック号にまつわる博物館が町のシンボルとなっています。

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中には展示物のほか、タイタニックにまつわるお土産ショップなどがあるので、ベルファストを訪れた際は見逃してはいけないスポットです。
ちなみに私はそこまで展示物(有料)に魅力を感じなかったのでギフトショップだけお邪魔しましたw

ベルファストへのアクセス方法

私のおすすめは、ダブリンからの日帰りバスツアーです。
ダブリン中心街にはいたるところにTourist Informationがあって、その中でアイルランドをめぐる様々なバスツアーを販売しているのですが、私たちはその中のベルファスト一日日帰りバスツアーを利用しました。
バスツアーの利点としては
・とにかく移動が楽(ダブリン中心街から出発できるし、帰りも同じ場所まで送ってもらえる)
・飛行機より安上がり
北アイルランドは何日も滞在するほどの観光地ではない
の3点がありますかね。
アイルランドは日本みたいに鉄道が発達していないので、基本的に車か飛行機でしたベルファストには行けません。
料金・手軽さを考えてもバスの方が確実にお得です。
ちなみに私が利用したバスツアーは一人65ユーロでした。
当時のレートで9,000円くらい?

そして、ベルファストは歴史的に学ぶことはある素晴らしい街ですが、せいぜい1-2日、日帰りでも十分楽しめる場所です。
日帰りバスツアーじゃあまり楽しめないんじゃ…という心配はしなくても大丈夫です!

 

以上、ダブリン生活をしていた筆者のぷち北アイルランド旅行記でした~