ダブリンでセント・パトリックスデーを楽しもう!
みなさん、3月17日って何の日だがご存知ですか?
答えは、、、
セント・パトリックスデー(St Patrick’s Day)!!
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日を祝うイベントで、世界中で盛大な催しが行われる日です。
今回は、私が住んでいたアイルランドのダブリンで、どのようにセントパトリックスデーが祝われているのかをご紹介したいと思います!
聖パトリックってどんな人?
イギリスのウェールズに生まれたケルト人であるパトリックは、16歳の時にアイルランドの海賊に拉致されアイルランドに奴隷として売られてしまいます( ̄△ ̄;)
奴隷として働く中、ある日彼は神の声を聞きます。
お告げに従い働き場から脱走したパトリックはヨーロッパ大陸へ渡り7年間進学を学びました。
その後、自分を拉致し奴隷として虐待したアイルランドの人々に対する愛と伝道の使命を感じたパトリックは家族の反対を押し切り西暦432年、再びアイルランドに渡り、アイルランド各地にキリスト教を布教していきました。(以上、なんちゃらpediaより。)
ちなみに、アイルランドのシンボルとして三つ葉のクローバーに似た“シャムロック”が用いられているのは、パトリックが布教の際にシャムロックを片手に三位一体を説いて回ったことに由来するそうです。
ダブリンの様子
セントパトリックスデーの2週間ほど前からダブリンの街は緑色に染まっていきます。
道にはたくさんの屋台が出現し、国旗や緑色の帽子、聖パトリックを模した人形など様々なグッズが販売されます。
そして3月17日当日。アイルランドの祝日なのでこの日は会社も大学も全てお休み。
ダブリンの街中には「どこにこんな人が隠れてたんだ!?」っていうくらい沢山の人があふれ返ります!
そしていよいよパレードが始まります。
前回(↓の記事で)紹介したオコンネルストリートから始まり、華やかなパレード隊はリフィ川を渡りトリニティ・カレッジ、デイムストリートをゆっくりと進んでいきます。
沿道は緑のグッズを身に付けた観覧客であふれ返ります。
全く身動きが取れないほどの密度なのでスリには要注意!!
みんな後ろの人などお構いなしに手を伸ばして写真を撮りまくる&アイルランド人はみんなデカイので、背の低い方は早めに場所取りをしておかないとパレードが良く見えないかも…。
華やかなパレードが終わると、集まった群衆は蜘蛛の子を散らすように散り散りになっていきます。
彼らが向かう場所はどこかというと…もちろんパブ!
パブが集まるエリアであるテンプル・バーには多くのアイリッシュがギネスを求めてやってきます。
そう、ここはアイルランド。
牧場とパブしかない国(偏見)。
普段も毎晩パブでビールを飲むアイルランド人ですが、この日は真昼間から夜遅くまでパブでひたすら飲みまくります。
夜になると外は酔っ払った若者がドンチャン騒ぎ。私みたいな日本人が歩いていると「ニーハオ!」「コニチワ!」などと絡まれることも。汗
それでもアイルランドが1年で最もにぎやかになる1日であることは間違いありません。
↑夜のテンプルバー。私も酔っぱらっているので少しブレてますw
トリニティ・カレッジもセントパトリックスデー仕様に。
みなさんも本場でセントパトリックスデーを味わってみたい!という方は是非3月17日にダブリンを訪れてみてください!